小松田乃維さん
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【起業した学生を取材!】「iU」をハブにして様々な活動にチャレンジしている、小松田乃維さん
入学した経緯を教えてください。
高校生の頃からなんとなく起業したいという思いはありました。ただ、まだ知らないことも多く経験も少ない学生の段階で起業することには少し不安も感じていました。
高校3年生の頃コロナが流行り始め、行ける場所が制限されてきたとき、地元のコワーキングスペースで勉強をするようになりました。そこには学生起業家がたくさんいたんです。身近で見ていて、大学生は一番自由な時間があるとも聞いたことがあったので、どうなるか分からないけれど、私も大学生のうちに一度起業にチャレンジしてみたいと改めて思いました。
そこから「起業ができる大学」を探し始めました。最初はいわゆる有名大学しかヒットしなかったのですが、探していくうちに単なる学力だけではなく実践的に経営が学べたり、即戦力になれる力が身に付くような、新しい学び方ができる大学が良いなと思い始め、ヒットしたのがiUでした。必修インターンシップがあったり、産学連携に力を入れていたり、他大学にはない強みはもちろん、これから必要とされる力を学ぶという大学のビジョンに惹かれてiUを選びました。
実は、地元の仙台にいた小学生の頃から学校に通う目的や進路については色々と悩むことが多かったんです。大学選びで初めてしっかりとした目的を持てたので、東京に出てくることにも不安はなく、迷うことなく決断できました。
新しい大学ということにもワクワクしていました。
実際にiUに入学してみていかがですか?
授業はもちろんなのですが、「iU」をハブにして様々な活動や繋がりができたことがとても大きいと感じています。
教員から起業や自分のやりたいことをサポートしてもらったり、連携企業との様々なプロジェクトやインターンシップに参加したり、「iU」という名前を引っ提げて外部で活動をしたり、良い意味でiUを使い倒していると思います(笑)
外部で活動をしていて「iU生です」と伝えると、まだ新しい大学なので「iUってどんな大学なの?」と逆に興味を持ってもらえるんです。それをうまく活用して、自分を知ってもらえる機会に繋げたりもしています。
起業した会社について教えてください
今年の3月に、自分が仙台に住んでいた経験から地方学生と企業を繋げる、オンラインでの長期インターンシップのマッチングを運営する会社を起ち上げました。ただまだサービスのブラッシュアップを検討している段階なので本格的な営業活動はこれからです。
今は一人で全てやっているので、考えることも多く大変なのですが、頭の中で描いていたことがどんどん形になっていくのがとても楽しいです。起業して会社を作ったからこそ、今まではなかったような出会いもあり毎日充実しています。
実は2年生の時にも一度友人達と起業をした経験があるんです。この時はメンバーが多かったからこそ、全部自分たちでやると背負い込みすぎて逆になかなか進まなかったんです。この時の経験も活かし、今は自分ではできないことは外注したり周りの人にも助けてもらいながら、頑張っています。
今後実現したいことはありますか?
まずは、今まだ構想段階のサービスを完成させ、しっかり会社の運営を軌道に乗せていけるようにしたいです。
地方に住んでいると環境を言い訳に諦めてしまうことが多いのですが、今の時代は住んでいる場所は関係ありません。どこにいても柔軟にキャリアを積めるし、考え方、動き方次第だと思っています。周囲の環境から諦めてしまっている人たちの自己実現の手助けができるような会社にしていきたいです。
高校生に向けたメッセージをお願いします。
しっかりと自己分析をして自分を知ってから大学選びをしたほうが良いと思います。
意外と固定概念に縛られている部分があります。自分を深く深く知っていくとそれまでに考えていなかった選択肢が見えてくることもあると思います。自分を知り尽くしたうえで、「この大学でないとできない」ということが分かると納得した進路選びができると思います。