内山 幸生さん
- 社会・企業連携
「IT教育の改革は“親世代”から」 社会を支える内山幸生さんの取り組み
この大学に入ったキッカケを教えてください
高校2年の冬頃、進路を探している際にSNSの広告でたまたま見つけたのがキッカケです。当時、iUは開学もしていませんでしたし、専門職大学という新設された大学制度も知りませんでした。
私は、公立はこだて未来大学に憧れを抱いていて、志望を考えていた時期もありました。ただ、大学で何ができるのか、仮に入っても自分が満足できるのかを考えたときに、分からなくなったのです。
私は高校生の頃から地元・北海道でIT教育関係の活動をしていて、当時から将来もこの活動を継続したいと考えていたので、しっかり考えたとき、iUでなら企業や地域と連携することで自分のやりたいことが叶えられると思い、高校3年の夏にiUに入りたいと考え始めました。
実際に入学されて感じられたことはありましたか?
”やりたいこと”を”やれる”大学だなと思います。
授業内容は毎回新鮮で、知らないことを知れるいい機会だと思っています。勉強に追われることもありますが、大学での学びは、将来必要になる知識やアイデアを発想するための引き出しだと思っているので、 授業や課題に取り組んでいます。
同級生の印象としては、良い意味で”変わった人”が多いと思います。一般的な”大学生”という感じではなく、それぞれ何かを持ってiUに入り、実践しているのではないかと思います。
私も中小企業の経営者と就活生を結ぶ、新しいサービスを作れないかと仲間と構想中です。
課外での取組みを教えてください
現在、『わくわくi塾』という学内限定の講演会の運営も行っています。わくわくi塾ではiU客員教員の方を中心にiU生に向けた講義を行っていただき、学生に授業以外の”新しい学びの場”を提供しています。ここでは、司会やアンケートの集計などを担当していますが、私自身もわくわくi塾の講演会は毎回楽しんでいます。
現在は社会の情勢から、学内限定のイベントとなっていますが、今後は学外の方にも参加いただけるよう検討したいと思っています。
また、高校生の頃から、小学生や中学生の保護者に向けたプログラミングのワークショップを開催しています。子供は、環境に身を置くことができれば、プログラミングも自然と身についていくと思っています。ただ、日本では子供に”習い事”のひとつとしてプログラミングを選ぶ。勧める。という環境はまだ整っていません。そのため、まずは保護者の皆さんに『プログラミング』について伝える必要があると考えました。
例えば、学校の授業で『水泳』があるとして、保護者の方は水泳を経験されているので、内容についてもある程度は理解し、子供の性格や体力面を考慮して勧めることはできるかと思います。しかしプログラミングに関しては、学校教育で必修になる教育科目にも関わらず、親の世代のほとんどはプログラミングのことをよく分かっていないのが現状です。保護者がプログラミングを理解することで、子供の習い事として勧める機会を促進したり、プログラミング教育推進の一助になれたらと考えています。
iU入学後は、iU連携団体にインターンシップ生となり、その団体でワークショップを開催していますが、多くの方に参加いただくための告知などの課題があるので、改善案を模索しているところです。 他にも同時進行で活動しているプロジェクトもあり、毎日忙しい日々を送っています。北海道に住んでいたときは、高校の授業が忙しく終わる時間も遅かった上に、通学時間も長かったので自分の時間はあまりありませんでしたが、上京したことで自由な時間や、できることの選択肢は増えたなと思います。これからは、現在の活動をさらに拡充し、貢献の場を増やしていきたいです。
在学中にチャレンジしたいことはありますか?
地域のICT化やプログラミング教育を支える仕組みを作りたいなと思っています。社会を支える基盤は教育に詰まっていて、教育を変えることで社会も変わっていくと思います。新しい仕組みづくりを構築し導入することは、日本において潜在的な需要はあるとは思います。しかし、『需要は当事者が自覚しないと生まれない』と私自身、ワークショップの活動を通して感じていますし、また私自身大学生という立場として、まだまだ実績が足りないのも課題です。iUは本気で活動する学生に力を貸してくれたり、地域や企業の間に立って支援してくれるので、まずは在学中にさらにスキルアップしつつ、将来への礎を築いていきたいなと思います。
これから進学を検討されている方へのメッセージをお願いします
進路に迷っている方の多くは、進む道の正解を見つけようと思っているかもしれません。けれど、やりたいことを叶えられるのは進路で決まるのではなく、自分自身の行動で変わるのではないかと私は思っています。
ぜひ進路を選択する上で、どう自分はなりたいのか、どうしたいのかをぜひ考えてみてください。
そして、大学に入った後も、受け身で授業や課外活動に取り組むのではなく、自ら考えて行動することが大事です。
iUでは、キャリアがない学生でも、企業や地域とのマッチングを行ってくれます。繋がりを生み出すというアドバンテージを得たいのであれば、この大学をお勧めします。
内山さんの活動情報!
12月26日に行うオンラインウインターキャンプではscratchの基礎を1日で学ぶことのできる講座となっております。
今回の講座では我々が行っているプログラミング教室の3回分をまとめて受講することができ、 パソコンの入力とマウスの操作ができればどなたでもご参加していただけます。
今年度から教育機関の中でもどんどん推進されていくプログラミングを冬休みに集中して取り組んでみませんか?
皆さんのご参加お待ちしております。