大澤龍真さん
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【起業した学生を取材!】 iUでの出会いをビジネスチャンスにしている大澤龍真さん
入学した理由を教えてください。
元々、学びたいことが定まっていませんでした。また、大学では一度学部や学科を決めると、その分野に縛られて学ばなければならないことに疑問を感じていました。そんなとき、iUを見つけました。
iUではビジネスやさまざまな分野を学べるうえに、自分がやりたいことを見つけたときには、方向転換もしやすい環境だと思い、入学を決めました。
iUに入学してみていかがですか。
本当に素晴らしい環境です。学長や専任教員、客員教員、連携企業など、その実績や規模が圧倒的です。普通の大学では出会えないような著名な方々、例えば連携企業の元幹部の方々とも直接会って話すことができ、非常に貴重な経験でした。特に、iUの教員は現場で最前線を走る方々が多く、その言葉はどれも深く響きました。
専門分野ごとに優れた教授が揃っており、困った時には事務局を通じて適切な教員を紹介していただき、いつも快く相談に乗っていただいています。
そのフィードバックを通じて、自分の成長を実感しています。
特に印象に残った人物はいますか。
学長です。学長の話をいろいろな動画で見てきましたが、短い言葉の中に深い意味が込められており、将来の日本や世界を見据えていることが伝わってきました。実際にお会いして、学長がどれだけ素晴らしい方かを実感しました。
また、「BLab*」というプロジェクトで岐阜での展開を学長に提案した際、学長から「いいね、やっちゃいなよ」と背中を押していただき、たくさんの話を交わしました。
*BLab:世界中の個人、企業、大学、行政、地域などを繋ぎ、おもしろい未来をみんなで共創する参加型プラットフォーム。https://blaboratory.org/
学生生活について教えてください。
iUでの学生生活は非常に充実しています。普通の大学生では体験できないような貴重な経験をたくさんさせてもらっています。1年生の時には学内のプロジェクトに参加し、インターンシップにも挑戦しました。インターンでは、iU客員教員のスタートアップやベンチャー企業で、実践的な経験を積むことができました。
また学外活動にも積極的に取り組み、2022年には日本で最大級の学生向けビジネスコンテスト「Winter KING 2022」で、他大学の学生とチームを組み、「学校に行けていない中高生の勉強を、AIを活用して後押しするプラン」を立て、優勝することができました。さらに2023年にはMIXIさんによる新規事業立案のビジネスコンテストで、推し活とコミュニケーションをかけあわせた事業を提案し優勝しました。「イノベーションプロジェクト」という、ビジネスアイデアを考えてピッチするiUの授業での学びはとても大きいです。
プロジェクトに参加したきっかけはなんですか。
自分がこれまで経験していないことに挑戦してみたかったからです。
自分の知らない世界を広げ、その中からやりたいことを見つけるために、さまざまな業界のプロジェクトに参加しました。
特に印象に残っているのは、小学生向けのワークショップで、予定していた先輩が体調不良で来られなくなり、急遽僕が登壇することになったことです。ぶっつけ本番で進行した経験は非常に貴重でした。
起業した会社について教えてください。
現在、複数の事業を運営しています。
一つはiUの授業「イノベーションプロジェクト」から生まれ、教員の乘浜さんと進めている再生可能エネルギーのプロジェクトで、植物を育ててCO₂吸収分をクレジットとして企業に販売する事業です。もう一つは、地元岐阜を活性化するために、地域の人々にSNS活用を教えています(株式会社Better idea)。さらに墨田区と連携し、地域活性化を目指すプロジェクトも進めています。
これらの事業は、元々地方活性化をしたいという思いから生まれました。地元の人々や墨田区の観光協会、議員、事業者と話をしているうちに、こうした取り組みが具体化しました。教員だけでなく、地域の方々とのコミュニケーションが非常に重要だと感じています。
事業の立ち上げは最初は自分で行いましたが大学の住所で登記し、さらに大学からの紹介で多くの方々と繋がり、サポートを受けました。
今後実現したいことはありますか。
私の会社のコンセプトは「観光地をふるさとに」です。まずは墨田区をスタート地点として、観光の街として活性化を進め、その取り組みを全国に広げていきたいと考えています。そして、最終的には世界で活躍し、日本を代表する若者になりたいです。
進路に悩む高校生に向けたメッセージをお願いします。
iUをお勧めはしません。なぜなら、iUに来ても生かせない人もいるからです。自分が何かやりたいという明確な意志がある人、いろいろなことを経験してやりたいことを見つけたいと思っている人にはぴったりですが、そうでない人には他の大学の方が合っているかもしれません。
自分の進路についてしっかりと向き合い、決断することが大切です。