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2023年入学

大濱慎恭さん

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【起業した学生を取材!】主体的に発信し、様々なことに挑戦している 大濱慎恭さん

入学した経緯を教えてください。

高校生の時、情報技術科で学んでいましたが、元々学ぶのがとても好きだったので、大学進学時に「文系・理系どっちかしか学ばないのはおかしい!」と思って、どちらも学べる大学を探していました。

その中でも一番初めに出てきたのは慶応の湘南藤沢キャンパスでしたが、二次試験で落ちてしまったので、次を探し始めました。
当時、文理の枠を超えた未来創造人財を育成する起業家育成プログラムに入っていたこともあり、起業に精通していて、文理融合を打ち出している大学を調べたところiUが出てきました。

私自身筋金入りの心配性なので、学長や教員の経歴やiUに関係しているSNS等を全部調べていったら、iUの教員には慶応出身の方も多く、グローバル・ICT・ビジネスの3つが学びの軸でカリキュラムもしっかりしていることを知り、すごく興味を持ちました。また、一番の決め手になったのは、新しい大学だからということです。

将来的なキャリアを見据えた際に話題にもなるし、新設大学だからこそアクティブに様々な活動をしやすいのではと思って入学しました。
入学してみたら実際分析どおりで、様々な活動が出来ています!

実際にiUに入学してみていかがですか?

iUでは行動した分のリソースがしっかりと自己に還元されるため、とても私にフィットしていると思います!
1年生の時からプロジェクトやiUアクセラレーションプログラムに参加させていきただき、様々な経験をさせてもらいました。

自分の地元(沖縄県石垣島)とiUのある墨田区の雰囲気が少し似ているのと、私自身が行政のつながりも意識していたこともあって、そのことをiマネ(各クラスに配置されているサポートスタッフ)の石井さんに相談したら、墨田区のプロジェクトを紹介してくださいました。
自分から発信や行動をすると、その分しっかり情報提供してもらえたり、ネットワークが広がったり、実際の実績が積み重なっていくのがすごく実感できました。
自分から「こうしたいです!」って言うのがすごく大事で、1年の時は大学内で自己発信をたくさんしていたのですが、今の課題は大学外の発信をもっと強めていきたいと思っています。

Z世代と呼ばれている世代なのですが、僕は発信することがあまり得意ではなくて、snsの更新頻度も人一倍遅いんです。
XでFacebook寄りの長文投稿をしてしまうので、今年は少しずつ小出しに情報を発信していきたいと思っています。

最近、マーケティング講師の方を招待し、iU生向けに特別講義のイベントを実施したのですが、それもsnsで「マーケティングの講義を無料でやってくれる人はいないかな」という感じで呟いていたら、4~5名の方々が声を上げてくださり、無事開催することができました。
今回登壇してくださったのは大学院で教授をされている方だったのですが、「学部生に教えるのも意外と楽しいかも」と言っていただいて嬉しかったです。
今後は活動の規模をより大きくしていきたいと思います。

目標としていることを教えてください。

もともと日本の歴史や民族宗教、宗教学が好きなこともあって、ロールモデルは戦国時代の武将、徳川家康です。
徳川家康は人間から東照大権現と呼ばれる神格を手に入れた非常に面白い人物だと感じています。そして家康にもなれるなら僕にもできるんじゃないかって思い、1年生の頃は『神に成りたい』と周囲に言っていました(笑)

ある程度チャレンジしたら達成できてしまう目標とか、肩書だとそこに辿り着いた時点で燃え尽きてしまうのではという不安を感じてしまい、だったら、一般的に難しそうなことを目標にした方が面白い人生になりそうだと思って『神に成る』ことを目標にしています。

他には、ミクロな視点とマクロな視点について常に考えるようにしています。例えばiUで「協賛企業の方とイベントを実施している」ことを伝えると、多くの場合「外交的に活発に活動に取り組んでいるんだね」と言われることが多いのですが、自分の中では納得がいっていません。
世間は僕のことを評価しすぎているように感じているので、それをパワーにしてさらに上を目指していきたいと感じています。
活動自体を妥協して行っているわけではないのですが、マクロな視点で見た時に「結局日本でしか活動出来ていないじゃん」って思うんですよね。
ネットやゲームで海外の人と繋がってきた経験があるからこそ海外の方々ともコラボレーションしていきたいと考えています。

海外まで活動を広げた後、「地球狭いな」って思ってしまいそうですけど、常に妥協しないでやっていきたいです。

普段心掛けていることなどがあれば教えてください。

もともとソーシャルインパクトの文脈を意識した起業家育成プログラムに高校の時からずっと入っていたので、ソーシャルビジネスとスタートアップということに関してはとても情報感度を高めています。

日課として、夜寝る前に必ず『スタートアップ』『ソーシャルビジネス』『ピッチ』など3、4個ぐらいのキーワードでニュースを調べるようにしています。
そのためスタートアップやベンチャーの業界に関する情報はiU生の中でもかなり早い段階で取れているのではないかと思っています。

また、何かをする時はすごく慎重になるのですが、石橋を叩く期間がすごく短いんです。
普段の業務や情報収集なども含め、タスクの密度が高いと自分では思っていて、キャパが無限大にあることを自分の売りにしています。
でも3か月に1回ぐらいの間隔で一気に体調が悪くなる時があるので、体は悲鳴を上げているのかもしれません(笑)

起業した会社について教えてください

フリーランスデザイナーの頃の経験を活かして、デザイン関連の事業を行っています。
ロゴやwebサイトを作成したり、3Dモデリングをしたり、基本的にデジタルデザインに関する全般的なソリューションを提供しています。

もともと教育に関する活動をしていてEdTechの活動を行っていたのですが、検証等をしているうちに経済的に自分に実績がないのに、これをやり続けるのはおかしいのではないかと思い始めました。一度自分の好きなことで社会と繋がって経済実績を出すのがいいじゃないかと考えてEdTechの領域から離れました。
結局、今やっていることを横展開した際にEdTechの領域と繋がることに気が付いて、結局戻りつつあります。

現在は1人で事業をしていますが、今年入った新入生からインターンをしたいと話があったので税務署に申請をして人を雇えるようにしようかと考えています。
仲間集めについては、必ずしも自分の会社に社員がいる必要はないと考えていて、個人経営者同士でコミュニティを作ってお互い協力し合うのはありかなと思っています。

他にも人と人を繋げながら総合メンタリングするみたいなことも少しずつ行っています。
そういう趣味の延長で好きなことを仕事にできていて楽しいです。

高校生に向けたメッセージをお願いします。

結局何かしらの熱量や楽しみがないと物事がうまく続かなかったり、モチベーションが維持できなかったりして、単純にインプットとアウトプットの質がものすごく下がると思います。
大学は4年間もあって適当に選んでしまうともったいないので、自分の進路は世論や周囲の方に左右されずに、自分で決めていくのが大切です。
好きなことを見つけるのが難しい人は、これまでやってきたことや、関わったものや人などを単語として羅列してみてください。それに関係している分野であれば、少なからず興味があると思うので、楽しみが見いだせたり、モチベーションを継続したりすることができると思います!

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