在校生Voice
2022年4月入学・昌平高等学校卒業

石川達也さん

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メタバース研究会で実用的なVR空間づくりに取り組む、石川達也さん

入学したきっかけを教えてください。

友人との1コマ。

元々中学生の頃からプログラミングに興味があり、独学で勉強していました。
高校2年生の頃には、受験用の英単語帳をデータベース化して学べるソフトを自分で開発して、受験勉強に使っていましたね。
そんなこともあり、当初はICTについて学べる工学系の大学・学部に進学しようと考えていました。

しかし、一方で自身の中に感じていたもうひとつの興味として『起業』があったんです。
具体的なイメージこそありませんでしたが、いつからか人の役に立つサービスを開発して起業したいと考えていました。

そのため『ICT』だけではなく、『起業』についても学べる大学はないかと探していたんです。
その頃に、僕の希望に合う大学があると友人から勧められたのが、iUでした。

その後、ZOOMで開催されていたiUのオンライン説明会に参加。
大学の特徴やカリキュラムに関して理解を深めていくと、まさに僕が学びたいこととマッチしていると感じて、出願を決めました。

入学後、印象に残っている授業はありますか?

『プログラミング』の授業が最も印象に残っています。これまで独学で学んできたことをより繊細に学ぶことができ、スキルの向上を実感することができました。

また、担当教員の寺脇さんの説明がとても丁寧でわかりやすかったです。
いつも教室の前方に座って、授業が終わった後に個別に質問していましたね。授業外のことも様々教えていただきました。
また、元々メタバースについて研究していた寺脇さんがiUに”メタバース研究会”を立ちあげると聞き、そちらにも参加させてもらうことにしたんです。

『メタバース研究会』について教えてください。

開発の様子。

メタバース研究会は、正課外の”プレゼミ”のような団体として寺脇さんのLab(研究室)を拠点に活動しています。
「活用できる実用的なVR空間をつくる」を目標に掲げて、デジタルツイン(仮想空間に現実と同様の空間を再現する技術)を用いてメタバース上にiUのキャンパスを作り上げています。

主にキャンパスの施設・設備を3Dモデル化するのは、メンバーの鈴木さんが担当しています。僕は鈴木さんが作成した3Dモデルに動きを追加するようにするなど、役割分担をして取り組んでいます。

今、iUのプレゼンテーションルームや教室などを作っているので、今後はこのVR空間上で打ち合わせをしたり、イベントを開催したいと考えています。

開発の中で難易度が高い工程もありますが、寺脇さんが優しく丁寧に教えてくださるので、一つひとつ着実にレベルアップできていると感じています。

そしてゆくゆくはメタバース研究会として、研究論文を発表できるまで突き詰めていきたいですね。
もちろんこの研究会が発展していくことも嬉しいですが、自分たちのこの活動を通じてiUの価値も高めていけたらと考えています。

これからもメタバース研究会の活動に注力して技術を磨いていきたいです。こういったチャンスをくれた寺脇さんにはとても感謝しています。

また、その他にも教員の方からの紹介で半年ほど前から、ソフトウェア開発の会社でインターンをしており、
仕様書の作成やソフトウェアの画面設計などの業務をリモートで担当しています。
iUの授業、また正課外で様々なことを学びながら、実務を通じて応用を経験できることはとても貴重な機会であると感じているのでぜひ続けていきたいですね。

メタバース研究会メンバーと教員の寺脇さんの1コマ。

今後のビジョンを教えてください。

入学時には漠然と起業に興味があったのですが、入学して1年ほど経ち、さまざまな活動に取り組む中で、考え方が変わりました。
僕が経営者としてビジネスを展開していくよりも、僕自身は「技術を提供できる人になりたい」そう思うようになったんです。

なので、ゆくゆくはメタバース研究会でも一緒に取り組んでいる鈴木さんと起業して、僕は技術を担当していきたいと考えています。

鈴木さんとiUで出会っていなければ、入学して1年でここまで解像度が上がっていなかったはず。
共に起業する夢は、ぜひ叶えたいですね。

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