桐谷 恵介
准教授

情報化社会を迎え「ITの力」を使って、誰でもが多様な事柄を、ある意味簡単に実現できるようになっています。ビジネス課題しかり、社会課題しかりです。iＵはまさにそれを担う人材を提供する場であります。
一方で「ITの力」の源泉であるITシステムを作るという作業は、多くのステークホルダーが関係する共同作業であり、どんなにIT技術が進んでもその黎明期からその困難さはほぼ変わっていません。これまでのデータによると構築されるITシステムのその7割は「失敗」しているのです。ITシステムを作るということは、想像以上に困難な作業なのです。
ビジネス課題や社会課題の解決手段として「ITの力」をいかに使うか、はiUで学ぶことの大きな命題ですが、解決手段である「ITの力」を思う存分振るうためノウハウ、方法論を学ぶ事も、iＵで学ぶべき大きな事項であると考えます。
授業では、「ITの力」を実現するために、最新のITシステムの構造、作り方、ツールを学ぶだけではなく、確実に実現するためのノウハウをアカデミックな観点と現実のITシステム開発現場の観点から一緒に学んでいきたいと考えています。

• 株式会社インテック　シニアＳＥ、シニアコンサルタント
• 株式会社ウフル　ビジネスコンサルティング部　シニアマネージャ
• 株式会社グローバル・パートナーズ・テクノロジー　コンサルティング本部　シニアマネージャを歴任
• 現在、大妻女子大学にてコンピュータ関連講義を行っている。

京都府京丹後市プロジェクト