学生で起業するには?どんな方法があるかご紹介します。
「起業は社会人がするもの」という固定概念を持つ人は、決して珍しくありません。
せっかく独自のアイデアがあるのに、学校を卒業するまで具体的な行動をしないまま過ごしてしまうケースも多いです。
しかし、学生という身分のままでも、起業することは可能です。
むしろ学生のときに起業をすることには多くのメリットがあり、チャンスがあるのならぜひチャレンジすべきだと言えます。
そこでこちらでは、学生が起業する方法と、メリットや課題について解説します。
学生でも起業はできる?
学生でも、社会人と同様に起業をすることは可能です。
起業するのに「大学卒業」などの条件はなく、誰でも所定の手続きを取ることで自分の会社を設立できます。
学生が起業を行うことは、一般的に「学生起業」と呼ばれています。
画期的なアイデアやサービスを展開するベンチャー企業を設立し、既存の企業では実現できていない部分にアプローチをすることが多いです。
IT系分野で起業する学生が増えている
近年は、IT系分野で起業する学生が増えています。
IT系事業の多くは、パソコンがあればスタートできるため、オフィスの賃料や商品の仕入れなどのコストがかかりません。
自分でプログラミングができたり、AI(人工知能)などの最新技術を活用した新たなサービスのアイデアがあったりする場合、学生起業に踏み切ることができます。
今後もIT系で学生起業が増える可能性があるため、会社経営に興味があるのなら、その流れに乗れるようにプログラミングやAIに関する知識を取得して事業展開に活かすことも考えられるでしょう。
学生が起業するにはどんな手続きが必要?
学生が起業をする際の手続きは、社会人が行う方法と変わりません。
起業は「個人で起業するのか」「株式会社として起業するのか」によって、手続きの内容が変わります。
個人で起業する場合、厳密には会社の設立ではなく「個人事業主」として活動することになります。
個人事業主になるには、起業してから1ヶ月以内に税務署に「個人事業主の開業届」を提出するだけです。
その後事業が成功しはじめたら、「青色申告承認申請書」を提出して、所得税を抑えるなどの対応が検討されます。
学生として株式会社を起業するには、定款の作成、資本金の確保、登記申請書類や法人設立届出書の提出などが必要です。
近年は起業を支援するサービスも多いため、それらを活用することでスムーズに会社の設立が行えます。
株式会社の起業にあたっては、社名(商号)、住所(本店所在地)、事業内容、資本金額、発行可能株式総数、代表取締役の情報、取締役の任期、決算日といった情報が必要です。
学生のうちに起業するメリット
学生のうちに起業することには、さまざまなメリットがあります。
以下で解説する内容を参考に、学生起業ならではのメリットをチェックしてみましょう。
体力や時間の面で有利に立てる
学生が起業する場合、体力や時間の面で社会人よりも有利に立てることが多いです。
基本的に大学の授業をきちんと行っていれば、学生は1日の時間を自由に利用できます。
起業のためのアイデアを考えたり、起業する仲間を集めたり、具体的なプランを考案して誰かに精査してもらったりといったことが可能です。
学生の時間を有効活用できれば、起業につながる準備が行えるため、計画的に起業プランを進められます。
また、学生ならではの若さと体力は、起業における原動力となり得ます。
学生なら「仕事に疲れて起業の計画を進められない」といったことに悩まされることは少なく、自分の思うままにアクションを起こせるでしょう。
単純に体力があるという点も、起業においてはメリットになるのです。
学生のニーズを把握しやすい
学生は、自分が所属する「学生」という集団のニーズを把握しやすいのもメリットです。
企業が学生向けの事業をはじめる場合、アンケートや街頭調査などでリサーチを行った上で、具体的なニーズを絞り込む工程が求められます。
しかし、自分が学生であるなら、周囲の意見を参考にして、実際にトレンドになっているものを把握するだけで、簡単にニーズをつかむことが可能です。
学生に需要のあるサービスを考案しやすい環境にいる点も、学生が起業を行う際のメリットになります。
起業が失敗してもリスクが少ない
学生は、起業が失敗した際のリスクが少ない点でもメリットがあります。
仮に起業した事業が上手くいかずに倒産しても、親の援助や奨学金による支援があるため、生活に困窮することは少ないです。
社会人として独立したり、家族を持ったりすると、起業が失敗したときのリスクは大きくなっていきます。
そのため失敗しても大きな損失にならない学生のうちに、起業を経験しておくことがおすすめです。
学生が起業する際の課題
学生が起業することには多くのメリットがありますが、同時に解決方法を考えるべき課題もあります。
以下の内容を参考に、学生起業ならではの課題について調べてみましょう。
資金の確保に難航しやすい
学生で起業する場合、保有している資金が少ないケースがほとんどです。
そのため資金調達を行わなければなりませんが、学生ゆえに大きな額を支援してくれる銀行やベンチャーキャピタルは少ないでしょう。
会社の起業時にかかるコストと、その後の継続を考慮した余裕のある資金を確保しなければならない点は、学生起業を実行する際の壁になります。
学校の授業やテストも疎かにできない
学生の本分である授業やテストにも時間を割かなければならない点も、起業時の課題です。
起業が成功するとは限らないため、授業やテストを疎かにして単位を落としてしまうと、その後の就職などに悪影響を与える可能性があります。
起業を優先する場合でも、授業やテストにはしっかりと対応することがポイントです。
どんなスキルが必要なのか分からない
学生は社会経験がないため、具体的に会社経営のためにどんなスキルが必要になるか分からないことも課題のひとつです。
起業してから必要なスキルが判明しても、そこから勉強して事業に活かすことは難しいでしょう。
そのため学生起業を考えるのなら、会社経営に必要なスキルやノウハウを事前に理解することが成功の秘訣です。
まとめ
学生が起業することは、現代社会では決して珍しいことではありません。
学生だからこそ得られるメリットやリターンがあり、仮に失敗してもその後の就職や再度の起業時にその経験を活かすことができるでしょう。
少しでも起業に興味があるのなら、学生のうちから臆せずに挑戦していくことがおすすめです。
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