3つのポリシー
ディプロマ・ポリシー
養成する人材像を踏まえ、本学の定める履修要件を満たしたうえで 128 単位を修得した者に学位を授与する。
具体的には、以下の能力を身に付けた学生に学位を授与する。
- 職業的自立を図る能力
①自分のライフ・キャリアに関する明確な目標をもち、その実現のために、必要なステップや優先順位を自ら考え意欲的に行動できる。
② グローバルな視野をもってさまざまな人々の抱える課題を多面的・構造的に理解するための知識や方法を身に付けている。
③ 変化し続ける社会や組織を論理的に捉え順応することができる。 - 経営に関する知識・スキル
① 企業経営に関する理論・実践を学ぶことにより、継続的改善に向けた目標を設定し、状況に応じながら計画的に実施することができる。
② 市場の情報収集や調査を行い、経営上の課題を発見することができる。
③ 企業の持続性という観点から、評価・分析する経営理論や実践的技法を身に付けている。
④ 新たな価値をもたらすサービス・ビジネスを提案することができる。 - 情報通信技術に関する知識・スキル
① システム開発や設計に関する知識やスキルをもとに、実際の開発プロジェクトに参加し顧客の要望や上長からの指示のもとシステム開発・設計ができる。
② コンピュータの本質的な側面および、ソフトウェアをつくる技術であるプログラミングを理解し、統合開発環境を活用してソフトウェアの構築ができる。
③ 基本的なネットワーク通信の仕組み、各種プロトコルや情報セキュリティの全体像を理解しその上で与えられた要求条件を元にデータベースと連携したシステムの構築ができる。
④ データベースの原理・考え方や基本構造について理解し、関係データベースを設計構築する基礎的な能力を身に付けている。
⑤ 情報通信技術を応用的に活用したサービス・ビジネスの知識を身に付けている。 - 国際的コミュニケーション能力
① グローバルビジネスの現場で説明や討論、意見交換など、必要なコミュニケーションをとることができる。
② 文化的背景の異なる人々と協働するために、多文化、文献、様々な業界などを理解することができる。 - 時代の変化に対応するビジネスの総合力
① 経営や情報通信技術の専門的知識を体系的に理解し、国際社会と地域社会において、サービス・ビジネスを革新するために、これらの知識を応用することができる。
カリキュラム・ポリシー
卒業認定・学位授与の方針に掲げる知識・スキルなどを修得させるために、基礎科目、職業専門教育科目、展開科目、総合科目を体系的な教育課程として編成し、講義、演習、実習を適切に組み合わせた授業方法により展開する。教育内容、教育方法、教育評価については以下のように方針を定める。
- 教育内容
① 基礎科目・現代社会基礎科目では、生涯にわたり自らの資質を向上させ、職業的自立を図るべく必要な能力を獲得するために、以下のような教育内容で構成する。
・自分のライフ・キャリアに関する明確な目標をもち、その実現のために、必要なステップや優先順位を自ら考え意欲的に行動できるようキャリアデザインなどの内容を学ぶ。
・グローバルな視野をもってさまざまな人々の抱える課題を多面的・構造的に理解するための知識や方法を身に付けるため、現代社会や語学などの内容を学ぶ。
・変化し続ける社会や組織を論理的に捉え順応することができるよう、数的論理力や数的処理能力などの内容を学ぶ。
② 職業専門科目のうち経営科目では、企業の戦略と組織に関する理論を学び、その考え方を生かし、企業経営の現状や目指すべき姿を多面的に理解できるよう以下のような教育内容で構成する。
・企業やビジネスの継続的改善に向けた目標を設定し、それを状況に応じながら計画的に実行できるようマネジメントや起業など企業経営の内容を学ぶ。
・市場の情報収集や調査を行い、経営課題を発見することができるようマーケティングやフィールドリサーチなどの内容を学ぶ。
・企業の持続性という観点から、評価・分析する経営理論や実践的技法を身につけるため、法務や会計などの内容を学ぶ。
・目標の明確化、計画立案から計画遂行に至る能力、システム開発スキル、課題発見・分析・解決を通じたビジネススキルの獲得を行う学びの場として、3年次にさまざまな企業現場での臨地実務実習を約640時間設定する。
・新たな価値をもたらすサービス・ビジネスを提案することができるよう4年間を通じた必修科目の「イノベーションプロジェクトⅠ~Ⅵ」を設置する。
③ 職業専門科目のうち情報通信技術科目では、情報通信技術に関する基礎的な知識・スキルを身に付け、システム開発に活用できるよう以下の教育内容で構成する。
・システム開発や設計に関する知識やスキルをもとに、実際の開発プロジェクトに参加し顧客の要望や上長からの指示のもとシステム開発・設計ができるようソフトウェア設計やシステム設計などの内容を学ぶ。
・コンピュータの本質的な側面および、ソフトウェアをつくる技術であるプログラミングを理解し、統合開発環境を活用してソフトウェアの構築ができるようプログラミングやデータ構造や処理法などの内容を学ぶ。
・基本的なネットワーク通信の仕組み、各種プロトコルや情報セキュリティの全体像を理解し、その上で与えられた要求条件を元にデータベースと連携したシステムの構築ができるようネットワーク等の内容を学ぶ。
・データベースの原理・考え方や基本構造について理解し、関係データベースを設計構築する基礎的な能力を身に付ける。
・情報通信技術を応用的に活用したサービス・ビジネスの知識を学ぶ。
④ 展開科目・グローバルコミュニケーション科目では、文化的背景の異なる人々と協働するために必要となる文化の違いやビジネスのルールなどを身に付けるため、以下のような教育内容で構成する。
・グローバルビジネスの現場で説明や討論、意見交換など必要なコミュニケーションがとれるよう英語コミュニケーションなどの内容を学ぶ。
・文化的背景の異なる人々と協働するために、多文化、文献、様々な業界などの内容を学ぶ。
⑤ 総合科目では、理論と実践の架橋となる科目として、「総合理論演習」「総合実践演習」を 3 年次後期から4年次にかけて設置し、修得した知識・スキルを統合し、新たなサービスやビジネスを生み出すための実践的かつ応用的な能力を養う。 - 教育方法
① 目標・記録・評価の総合的ツールであるポートフォリオを 4 年間かけて作成し、自己の学修成果と学生生活を自分自身で管理し、担任や学生支援専属の職員(イノベーションマネジャー)と共に「ふりかえり」を行う。
② 主体的な学びの力を高めるために、グループによる少人数の演習科目やプロジェクト学習を取り入れる。
③ 教育課程の体系を理解したうえで履修し学ぶことができるよう、カリキュラムマップを活用した履修指導を行う。
④ LMS(Learning Management System)による授業の事前事後学習の推進や結果のモニタリングを行う。 - 教育評価
① 試験評価等をシラバスによってあらかじめ明示し基準に従って適切に行う。また主に試験及びレポートを中心に評価を行う。
② 各成績評価をもとに単位あたりの成績評価の平均値を示す総合成績評価 GPA(Grade Point Average)を算出して履修指導等に活用する。
③ インターンシップの履修条件として2年次終了時までに必要な科目の単位を修得していること。
④ 4年間の学修成果は「総合理論演習」「総合実践演習」によって行い、複数教員による評価を活用する。
アドミッション・ポリシー
本学の教育理念・目的に共感し、以下の(1)(2)(3)(4)全ての項目に当てはまる人を受け入れる方針である。
- 高等学校等までの履修内容の、「国語」あるいは「日本語」を通じて、聞く・話す・読む・書くというコミュニケーション能力と、講義やゼミ、文献読解やレポート作成に必要な基礎的な能力を身に付けている。また、「英語」を通じて、国際的なコミュニケーションの修得に必要な基礎的な能力を身に付けている。同様に「数学」を通じて、情報通信技術に係る数学的思考や論理的な科目に必要となる基礎的な能力を身に付けている。
- 社会のさまざまな問題について、知識や情報をもとにして、筋道を立てて考え、その結果を説明することができる。
- 情報通信技術や経営学に興味があり、その知識やスキルをもとに社会のさまざまな課題解決のため、新たな商品・サービス・ビジネスを生み出したいという意欲がある。
- 学校でのグループ学習、課外活動やボランティア活動などの経験があり、他の人たちと協力しながら課題をやり遂げることができる。