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イベント『活躍し続ける"スゴイ大人"に色々聞いちゃおう!』を開催しました☆ report②

活躍し続ける“大人”にいろいろ聞いちゃおう!!と題して
2019年7月28日に開催されたイベント。
このスペシャルイベントは、情報経営イノベーション専門職大学(以下、iU)に興味をもってくれた高校生が
「こんな人に話を聞いてみたい」と、自ら企画したイベントです。
会場には、高校生をはじめ150名余りの人々が集まってくれたその様子をご紹介しています。


前編report①はこちら

 

―会社に勤めることと、起業することとはどう違うのですか? 

企業にいれば、失敗しても許される。
成井:
会社勤めと起業との違いは、大きな失敗をしても許されるのが企業にいるところかなと思っています。
私は、ディーエヌエーという会社で大失敗をして、新卒で減給されるというはじめてのケースになったんです。
当時スマートフォンの前に、モバゲーというソーシャルゲームが大流行していました。営業だったので、そのモバゲーの広告を受注するのに某会社に飛び込みで、なんと1億円受注しちゃったんですね。会社からすれば新卒で1億円の受注をとってきたって、すごい騒ぎになったんですけど、結論からいうと、その受注で会社に2000万の損失を出してしまったんです。
それでも、上司から「成井、失敗はゴムパッチン」という名言をいってもらってすごく救われたことを覚えています。
信頼貯金は一回失うと、ゼロから信頼を勝ち取るよりも、失ったところからずっと積み上げるのが大変です。それでも、「仕事の失敗は、仕事でかえす」という上司の言葉を支えに、損失した分も受注すると決めて、セールスを頑張りました。それを達成したあと、将来30代で起業するために、当時トレンダーズというベンチャーに転職して、その3年後28歳で起業しました。

 

もらうのか、払うのか。
坪田:
企業で働くことと、起業の一番の本質的な違いは、お金をもらうか、お金を払うかだと思っています。月末になると、支払わなければならないもので胃がキリキリする経験は、起業すると誰もが通る道です。
起業する際のお金に関しては、特に今の時代だと出資してくれる方法もたくさんあるので、困ることはあんまりないかもしれないですが、最初は出ていくお金が多かったりするので、お金を安定してもらうってことが、こんなにありがたいことなんだなと起業すると気づけるのは大きいですね。
僕は、塾をやっていますが、本当に勉強が出来ないと思っている子たちが入ってきます。けれど、結果すごく伸びて自信がつく。だから彼らが大学にいったら、こういうビジネスモデルがあるんだけど一緒にやってみない?と、出資して、起業してもらうというのをこの10年ずっとやってきました。本質的にやろうとしていることが、iUと一緒なんだなと感じています。
高校生を指導して、大学生で出資して、起業してもらう。実はこれ、起業が上手くいかなくても、大学生だとその後、普通に就活とかできるんですよね。それに、起業経験があって、お金を払うということに対する胃のキリキリ感とか、人をまとめる大変さを、3年、4年経験していたら、就職活動って、めちゃめちゃ余裕なんです。
その失敗経験の価値って、就職市場においては高くて、どんな企業もその経験の話をすると、「じゃあ、ぜひ」となります。だから大学での起業って、めちゃくちゃおすすめです。


 

起業は目的じゃない。
夏野:
正直、学生の間に会社をつくる経験、社長になる経験、できれば何かビジネスの芽みたいなものがでて、とりあえず一人でもいいから従業員を雇う経験をして欲しいんです。でも、日本では、社会にでるときに就職活動っていう暗黙のルールがあります。そこで、どこにでもいけるチャンスがあるので、本気でやりたいビジネスがあって、それをできる会社があれば、そこでやってみてください。それをできる会社がないんだったら起業してください。まだ決まってないなら、その時一番やりたいことにあってる会社を選んでください。社会にでてから、とにかく社長になりたいから起業するとか。起業したいから起業するやつは論外です。つまり絶対成功しません。そりゃそうでしょ。やりたいこともないのに起業しても意味がない。自分がやりたいことをやっている会社にいけば、発見がある。組織のノウハウも学べる。それを学んだあとに、本気で、もっといいものを、Tシャツなら、Tシャツを作ってやろうと起業したら、成功確率は何十倍にもなるよね。

 

―起業したり、成功したりしたことでできなくなってしまったことってありますか?


成功してできなくなることがあるから、チャンスは必ずある。
夏野
:今、マッチングアプリって流行っていますが、登録できないの俺は、バレちゃうから(笑)。
つまり、たとえばソフトバンクの孫さんみたいなすごい人でも現場で今何が起こっているのかっていうのが自分で味わえなくなると、次の人にチャンスがくる。
だから、孫さんもマッチングアプリには絶対投資出来ない。
わかんないから。試せないから。バレちゃうから(笑)。
というように、必ずみなさんにはチャンスがあるんです。
どんなにすごい人も、いずれ絶対にできなくなることがでてくる。
王様になればいきなりできないことがいっぱいあるように、ある役職にあがっていったり、年齢をとっていくとできないことっていうのが出てくるわけです。それがみなさんにとっては新しいチャンスで、若い頃やったというのはまったく何の経験にもならない。
それが世の中のおもしろいところですよね。またそこに気づいてチャンスを見い出すということが出てくるけれど、そのチャンスはもうすでに成功した人のものではないから大丈夫です。


 

できなくなったことではなく、気づいたこと。
成井:
お寿司が食べられるとか、好きなブランドのバッグや服が買えるとかよりも、あのビジネスのときの高揚感にまさるものにはないな。ということに、最近気づきました。
やっぱり自分がイグジットして欲しかったものってお金じゃなくて、あのとき仲間と一丸となって何か目標を達成するとか、コトにむかうみたいな瞬間が楽しくて生きてる。やりたいことをやりたい、そういう人生でありたいなと最近思っています。



 

―仲間をつくるのが苦手です。すごいなという人の前にでると緊張してしまいます。仲間ができたきっかけというのをもう少し詳しく教えください。
 
相手の夢のかなえる人間でありたい。
成井
:私の場合は、創業は高校、大学の同級生。現在のメンバーは昔のDeNAの同僚と、一緒に何かやってきた人たちが多いですね。なので、私の人間性はわかってくれていると思っています。
ただ、ビジネスで仲間をつくる上では、相手と自分のメリットが何かを考えて接するようにしています。友達と違って、やっぱり仲間になるときには、自分が相手のキャリア、相手の夢をかなえる人間であろうということを常に意識しています。


どんなことでも、精一杯誠実にすること。
坪田:
僕は、友だちがまったくいないので、あんまり仲間の作り方っていって偉そうなことはいえませんが、大学進学でアメリカにいくときに、最初住むところを決めてなくて、すごく安いユースホステルで出会った、そこの管理人だった男の子が最初の仲間です。
そのとき、僕、表現できないくらい汚いナップサックに非常に失礼なキーホルダーをつけていたんですね。
そうしたら、その男の子が「なにそれ?そんないじわるなキーホルダーないぜ」と、反応してきたんで、「じゃあ、これあげるよ」って、あげたらすごく喜んでくれて、そこから仲良くなったら、実は彼が天才的なプログラマーだったみたいな話で。それを「運」といっていいかわからないですが、話しかけられたりしたときにはちゃんと精一杯誠実にこたえていると、ぐっと引きよせられる人がいるんじゃないかなと思っています。


 

経営者は孤独なもの。
夏野:
友だちやネットワークは広いですけど、経営者として経営しているときのメンバーを仲間とは思ってないです。
やっぱり、経営者はwin-winの判断ができなくなると、仕事が詰む可能性が高い。
例えば、フェイスブックの創業者、マーク・ザッカーバーグの映画を観てもらうとわかると思いますが、4人の仲間と一緒に作ったのに、ベンチャーキャピタルが入ってくる時点で3人を切る。それに、ザッカーバーグ自身も、実は初代の社長にはなれなかったんですよ。だから、僕は、起業において仲間とか、そういった甘い概念を持ちこまない方がいいと思っています。起業家になるんだったらね。
起業家じゃなくてリーダーや経営者をサポートする側だったら仲間としてやろうということだと思います。もちろん会社のメンバーは仲間なんですよ、だけど、ちょっと意味合いが違う。友だちはたくさんいるけど、あんまり仲間という概念は、僕自身は使わないですね。仲間という言葉は、ちょっと甘い香りがするので、起業家・経営者になるんだったら、気をつけたほうがいいですね。



 

―この場に集まってくれた高校生諸君にみなさん一言ずつ


失敗を恐れず挑戦を。
成井:
ほんと、私が高校生だったら、絶対にこういうところに入りたかったなと思います。社会人になってからやりたいことを始めて、28歳で起業しましたが、このタイミングがもっと早かったらなと今でも思っているので、すごくいまラッキーな現場に居合わせられているんだなと思います。本当に、ファッションでも何でもいいので、自分が好きだと思うことをやってみて、そこに賛同してくれる友だちや仲間をつくって、ぜひ、いろいろなことに失敗をおそれず挑戦していただければと思います。
 

うまくいっていない人のほうが、うまくいく。
坪田:
まず、この大学の説明会に来ようと思った時点で、みなさん、めちゃくちゃセンスあるなとぼくは思っています。さらにいうと、こんなファンキーな学長もなかなかいない。いや、ほんと日本で一番ファンキーな学長だと思うし、すごい変な人なんですよ。もちろん、だからといってそういう大学で学ぶと自分もファンキーになれるわけじゃないけど、世の中って、みんな同じような方向へいくので、そうじゃない、ちょっと変な経験をしていることの方が、将来的に価値が出るものなんですよね。
今、「主流派じゃないな」とか、「友だちいないな」とか、「なんかあんまり人生うまくいってないな」と思っている人の方が、実は将来、僕はうまくいくと思っています。
 

誰かが決めた順番より、可能性で選ぼう。
夏野:
中学や高校で、勉強が出来る人はこういう大学にいってとか、自然にみなさん、順番つけていると思うんですよ。一番頭のいい子は誰?とか、ずっとそれやってませんか?社会にでたら、そんなの関係ないんだよね。誰が偉いとか、こういうのが一番いいとか。そういう順番じゃなく、ここにいった場合は、こんな可能性がある。この大学に入った場合はこんな可能性がある、この学部に入った場合はこんな可能性があるっていう、可能性をいろいろ想像してみてください。もちろん、その通りになるかどうかはわからない。でも人生のディシジョンて、この選択肢を選んだときのその後ろに広がっている可能性にかけるのが人生なんです。人が決めた序列とか、自分が勝手に考えた順番とか関係ない。一番、二番、三番はないんです。オプションA、オプションB、オプションC。AはBより偉くはない。そういうふうに、ぜひ考えて欲しいなと思います。
なんか長くて覚えられない名前のこの学校が、やっぱりこんな可能性があると思えたら、ぜひきてください。
 
 

中村:ギターを持って「想像と創造」と、2つの「そうぞう」って適当な歌を歌いましたが、あれは、もともと夏野さんが言ってたことなんですよね。

夏野:えっ、歌できたの?「想像と創造」。ちょっと!ちゃんと音源くれよ。おれの講演の締め、それだから。それ流すわ。

中村:こういう大人の方々と一緒に面白い大学をつくります。
なので、みんなでつくりましょう。




 

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